監理団体(組合)では、入国後に一般職種では約4週間、介護職種では約6週間の講習を研修センターで行っています。
入国後、独自のカリキュラムで日本語学習及び生活に関する知識、技術的な専門用語を指導します。挨拶や掃除、ゴミの出し方など日本での生活に適応できるマナーも身につけます。
滞在中の事故や犯罪防止を目的に、地元警察の警察官により、交通安全講習(歩行者・自転車のルール、道路標識や信号の見方)と生活安全指導(地域住民としてのルール等)を実施します。
防災協会による、火災発生時の通報、消化器の使用方法、救急措置等、火災防止と救命措置等の講習を実施します。地震や風水害についての防災意識向上にも努めています。
技能実習生の法的保護に必要な情報に係る講義では、入管法、労働法、その他必要な情報を行政書士に委託して実施しています。
講習期間中に社会見学を行って、交通機関の利用方法や街中でのマナーなどを体験しています。また、日本の文化に触れる経験も行います。
講習科目(一般職種) | 実施時間数 | |
---|---|---|
1 | 総合日本語 | 136時間 |
・読解・聴解 | ||
・文字・発音 | ||
・会話・作文 | ||
2 | 生活一般の知識 | 24時間 |
・日本の歴史、文化 | ||
・生活様式 | ||
・職場のルール | ||
3 | 法的保護講習 | 16時間 |
生活安全講習 | ||
生活適応講習 | ||
合計時間 | 176時間 |
講習科目(介護職種) | |||
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1日本語学習 | 2介護導入講習 | ||
科目 | 実施時間数 | 科目 | 実施時間数 |
総合日本語 | 100時間 | 介護の日本語 | 17時間 |
聴解・読解 | 16時間 | 介護の基本Ⅰ・Ⅱ (講義) |
6時間 |
文字・発音 | 30時間 | コミュニケーション技術 (講義) |
6時間 |
会話 | 28時間 | 移動の介護(講義) | 3時間 |
作文 | 6時間 | 食事の介護(講義) | 3時間 |
法的保護講習 | 8時間 | 排泄の介護(講義) | 3時間 |
生活安全講習 | 4時間 | 衣服の着脱の介護 (講義) |
3時間 |
生活適応講習 | 4時間 | 入浴・身体の清潔の介護 (講義) |
3時間 |
計 | 196時間 | 計 | 44時間 |
合計時間 | 240時間 |
※入国前講習を行った場合には、内容に応じて時間数を省略できる。
※N3程度以上を有する技能実習生については、1日本語のうちの「発音」「会話」「作文」
「介護の日本語」について合計で80時間以上の受講を要件とする。